その他(顎関節症・歯軋りなど)

その他(顎関節症・歯軋りなど)

顎関節症

顎関節症の認知度は高くなっていますが、簡単に説明すると、

★顎の関節がカクカクなる
★顎を開ける時や食事中に顎に痛みがある
★顎が(指1本分くらいしか)開けられなくなったり、逆に開けた口が閉じられなくなったりする

といった症状です。
初期の段階ではマウスピースでほぼ完治します。
また、生活上の注意事項や咬み合せのチェックを定期的に行います。
重症の場合は大きな病院をご紹介します。

歯ぎしり

一般的には“歯ぎしり”と一言で表現されることが多いですが、歯ぎしりには

・顎を横に動かして歯と歯を擦り合わせるタイプ
・グッと噛みしめるタイプ
・カチカチ噛んでいるタイプ
・それらの複合した型

があります。

夜だけでなく、昼間も無意識にしていることもあり、自分では気づいていないこともあります。
それ自体が決して特別なことではなく、96%の人がしているという報告もあります。
誰でもしている一種の癖、ストレス発散の方法だと思います。
特別に問題がなければ放置してもよいのですが、歯、歯周組織(歯肉や歯を支える骨)、顎関節、
全身(顔面痛・頭痛・肩こり・腕のしびれ・腰痛など)に悪い影響があるようでしたら、治療した方がいいと思います。
治療法としては、日常生活の注意や、マウスピースを寝る時につけていただき様子をみます。

いびき

いびきは肥満、高血圧、不整脈などが主な原因と思われます。
激しいいびきと無呼吸ならびに低換気が繰り返しおこったり、昼間の我慢できない眠気があれば、
睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
睡眠時無呼吸症候群では、動脈硬化・高血圧・脳循環障害・心筋梗塞の発生率が高くなり、
最近では第5の生活習慣病とも呼ばれています。
いびきが激しい方は、舌がのどの方へ落ち込まないように調整したマウスピースをつけて寝ることをお勧めします。
マウスピースでは治らないタイプの方は、大きな病院へご紹介します。

 

いずれのマウスピースも慣れるのに早い方で2日、遅い方でも1~2週間で慣れることができます。